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H19.06 静御前の墓

2007.06.01

市内栃堀の高徳寺坂にある「静御前」の墓。ご存知のとおり静御前は、源氏の若大将源義経の愛妾です。 静は、兄の頼朝に追われ、みちのくの平泉に落ちのびた義経を追って平泉を目指しました。しかし、頼朝の兵たちが厳重に固める太平洋沿いの道は北上できません。そこで、静と従者たちは越後に出て、そこから山中を会津へ抜け、さらに平泉に向けて北上するという長い道のりを選びました。 ところが長旅の途中、栃堀までやって来た静は病を患い栃堀に逗留することになりました。そして、建久元(1190)年4月28日、従者たちの看護のかいもなく静は若い身空で世を去ります。従者たちは栃堀の里人の手を借りて、小高い丘の中腹に静の遺骸を埋葬しました。これが写真の「静御前の墓」で、熱心な源氏ファンが訪れています。 また、歌手の三波春夫さんも生前、静御前の芝居をするために静御前の墓の参拝に訪れました。

   

     

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