こだわりの生搾り製法
頑固な職人気質
世の中何でも丸く収めましょうかという時代に逆らって四角く
こだわりたいものもあります。長方形の特大油揚げは昔は生搾
りで作られていました。えぐみなど余計なものは要らないから
です。
便利な時代がくるといつしか効率重視で煮絞りが主流となりま
した。豆撰は考えました。古来の伝統製法と頑固な品質追求は
どう両立させることができるだろう?伝統復活のためには最新
鋭の設備が必要でした。
その操作と仕上がりを見つめる頑固な職人たちの
まなざしは昔のままです。
豆乳の泡
生搾りされた豆乳たち。栃尾の畑で育った大豆たちは生搾りされ、
豆乳となり、豆腐に変わり、さらに油揚げに変わります。新しい自
分の可能性にわくわくする豆乳たちの気持ちが泡になりました。
生搾り製法の主要キャストは豆乳ばかりではありません。
最新の技術で生み出されたおからは卯の花とも雪花菜とも
称えられる食材の名わき役です。
大豆のジャンプ
一晩水につけられた大豆たちは生搾りの機械に飛び込ん
で行きます。大豆の冒険の旅の始まりです。
豆乳のダンス
生搾り製法の決め手は搾った豆乳の純度です。豆の
皮のかすかなえぐみを除かれた純粋な豆乳だけが次
の製造過程に進みます。選ばれた豆乳たちが喜んで
踊っているようです。